土偶「仮面の女神」を国宝に 文化審議会が答申
文化審議会は3月18日、長野県茅野市で出土し、逆三角形のお面を被ったような姿と丸みを帯びた下半身から「仮面の女神」と呼ばれている縄文時代の土偶を、国宝に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。また、浄土宗総本山、知恩院(京都市)にある徳川家康、秀忠の木像など美術工芸品50件を重要文化財にすることも求めた。近く答申通り指定され、美術工芸品の重要文化財は1万573件(うち国宝872件)となる。国宝指定を求めた土偶は高さ34㌢で、2000年に縄文時代のものとしては珍しくほぼ完全な形で出土した。